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松下ヨシナリ先生 

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MOTO NAVI.netレポーターのREIです。
KUSHITANI Presents Yuki Takahashi Riding Academy with MSPの続きです。

この走行会、なんと言っても、豪華な講師陣と、少人数制の贅沢レッスンが売り。MotoGPライダーの高橋裕紀選手のみならず、マン島TTという歴史的なレースに参戦されているモータージャーナリストの松下ヨシナリさんまでもを独占か!?というくらいに、しっかりびっしりと教わる事が出来る、またとない贅沢な機会。いや、来年も予定されています(笑)と言っても、年に3〜4回しかない。季節に一度、節目として参加するに、ちょうどいいカリキュラムですね。

こちらの写真、松下先生に僕のバイクで模範演技をして頂いているところです。実は乗り換えたばかりで、聞きたい事がたくさんあって、それと自分のバイクがちゃんと走っているところが見てみたかった!それもプロフェッショナルな走りをしているところを!

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手前が僕ですが、完全に見入ってしまいました。そのときは「わぁすごーい!」なんて子供のような感想でしたが、感動しました。さすがはプロのライダーでした、フォームが美しく、どこにも余計な力が入っていないかのような、自然な動きで、バイクがとても滑らかに走るんです。これで少しはイメージできるようになりました、自分もあんな風に走りたい、じゃあどうしたらいいのだろうか、そこで松下ヨシナリ先生に質問の嵐です。

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松下さんのツナギがまたかっこいいんです。僕もいつかツナギを作るときは、ホワイトをベースにして、差し色にアレをアレしてなんて、もう妄想は尽きません。ちゃんと走れるようになったら…ではなく、まだちゃんと走れないからこそ、自分の身体に合ったレーシングスーツが安全のためにも、気持ちを乗せるためにも必要だろうと思います。サーキット遊びは非日常だからこそ、全身タイツの上にパンツを穿いてマントを纏ってスーパーマンになりたい。一種のコスプレ願望にも通ずる、高橋裕紀選手のようなレーサーみたいな格好がしたい!というのも楽しみの一つです。

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聞きたかった事は、いくつもありますが、おしりをずらすときに、どこに置くべきかという事が一番の疑問でした。なんだか、シートが細くて、タンクも細い。高橋裕紀選手も、「このバイクは乗りこなすのが難しいバイクですね、僕ならここをこういう風に押さえます、ステップはこうしますね」と。前回は、KTM RC8Rというスーパーバイクをお借りしての参加だったのですが、RC8Rでの身体の動かし方を習って、初めて膝が地面に触れました!思えばそこでスポーツ走行に目覚めたようです。身体を積極的に動かした方がバイクがよく動くということが分かりました。

早朝に目を覚まして、まだ陽が昇らないうちから準備をして、愛車に跨がり、首都高に上がる。そこから関越か、中央道か、東名か。まだタイヤが冷えていて、グリップが甘い気がする。身体も硬い。首都高、高速道路にしてはやたらに勾配の急で、かつ左に右に曲がりくねる、もはや峠道。そんなときこそ、勝手知る慣れた道、おしりをずらして、外足のステップを踏みつけ、曲がりたい方をきちんと見据える。タイヤをぎゅっと潰して、グリップさせる。金属の繋ぎ目や、荒れたアスファルトを丁寧にいなしていく。おっかなびっくり、腕に力が入り、ハンドルを固めてしまい、バイクが走りたいのを押さえていたのはライダーの僕だった。今はもう少し、愛車との距離が縮まったような気がします。バイクを先に、スッと走らせてあげられる。

5年で30000kmを共にした黄色い愛車と別れ、今は赤銀の愛車に乗ります。それぞれ動き方がまったく違うので、実はかなり戸惑いながらの参加でした。前に教わった事が出来ない、徐々に出来ても、RC8Rで走ったときが最も気持ちが良かったのです。なぜ自分のバイクで出来ない!!(笑)もう、松下先生、助けて下さいという気持ちでした。

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「このバイクは、こういうバイクで、こういうクセがあるから、こういう風にしたほうがいい、こういうことを試してごらん」

なんと贅沢にも、モータージャーナリストの生インプレッション!!とても分かりやすい言葉で、すっと頭と体に入ってくるんです。きっと僕に合わせた表現を選んで説明して下さったんだと思います。まるで、僕一人のためだけに作られた”MOTO NAVI”のようで、じ〜んとするひとときでした。

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そしてサスペンションのセッティングにも悩んでいました。今時の気の利いたオートバイのサスって、フルアジャスタブルって、好きに自由にどうにでもセッティングを変えられる機構がついてるんですね。せっかくあるなら、触ってみたい、僕に合った設定を見つけたい!がしかし、プリロードとか、リバウンドとか、コンプレッションとか、なんですかそれ状態の僕です。一生懸命調べてみて、ネジをくりくり回して、強めたり弱めたり、色々と試してみて、良くなった気はしますが、正しいのかどうかはまったく分かっていませんでした。それも今では松下さんからのアドバイスで解決。フロントフォークのセッティングについては褒められました、「フロントはこれでいいけど、リヤはもっとこうした方がいいよ」と。大人になってから、先生や先輩からなにかを教わるというのは楽しいですね!

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「きみのバイクは今はこういう理由でこういう状態だから、二次旋回でアクセルオンでリヤタイヤを潰してアクセルでぐわっと曲げていく感覚が薄い、このバイクは前にインプレのために乗った事があるけど、もっとアクセルで曲げられる、今のきみはリヤサスをこういう風なセッティングにしてみるといいよ、そうしたらもっと気持ち良くなるよ」

先生分かりました!早速リヤサスを先生に言われたようなセッティングにしてみる。今回は自走ではなく、なにかと万が一のことを考えて大きなクルマをレンタカーして工具とか一眼レフとかMacBookとかをフル装備で来ていたので、ネットで調べながら、サスセッティングなんぞしてみる。なんかレーサー気分?なんて言いながら、バイクをカチャカチャといじる自分に少し酔っていました。

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後ろから迫り来るCBR1000RRのレプソル。MotoGP世界選手権シリーズ第15戦日本グランプリが開催されたツインリンクもてぎを思い出します。HONDAのオレンジ色のヤツは速い!連邦の白い悪魔というフレーズはご存知の事と思います。そう、ガンダムですよね。イタリアの赤いヤツと言えば、ヴァレンティーノ・ロッシとニッキー・ヘイデンのDUCATIですが、ジャパンのオレンジのヤツと言えば、レプソルカラーのHONDAです。ミラーを外して走っていたので後ろは見えませんが、すごいオーラを感じます。なにかが来てる、なにかが迫ってくる。逃げろ逃げろ!サーキットでは今まで一度も前を走るバイクを抜いた事がありませんでした、こわいのと、遅くてなんだか申し訳なくて譲ってばかりで。オーバーテイクということをしてみたかった、切実に(笑)

松下さんに教わったようにサスの設定を少し変え、確かに車体が斜めに傾いたままでも、アクセルオンでぐいぐいと曲がっていける。リヤタイヤで曲がるとはそういうことでしたか!おかげさまで今までで一番安心して走る事が出来ました。

 

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豪華な講師陣から、ここではお伝えしきれないほどの多くのことを習い、一日で筑波サーキット(TC1000)を何十周も走り回って、人生初のオーバーテイクを体験しました。コーナーの入り口で、コーナーの出口で、無理をすることなく、余力と余裕を残したまま、オーバーテイクしていく。まるでテレビとサーキットで観戦していた高橋裕紀選手のレースのように。とにかくストレートだけは根性を見せてやる!と変に力んでアクセル全開で、コーナーの入り口で止まりきれなくてコースアウトしそうになり、また怖くなって体がガチガチになり、バイクが曲がらない。サーキットが怖いのではなくて、怖いのは自分の誤った操作でした。

この高橋裕紀ライディングアカデミーで習った事は、決して異次元で理解の難しいプロレーサーだけの世界の事ではありませんでした。ブレーキはこうして使いましょう、クラッチはこうしてみるといい、体はこういうふうに動かすと楽になります、と。レコードラインとは、速く走るためのラインですが、つまり速く走るには安全に安定して走る事が大事なので、実はとても走りやすいラインなんです。公道を走ってツーリングに行くときに、幾つものコーナーを走る事になります、そのときにクリッピングポイントをどこに設定するか、どこの視線を向けて、どういう操作をすればバイクが自然に動き、自分にも余裕が生まれるか。そういった、安全にモーターサイクルライフを楽しむためのコツを習ったように思います。決して、レーサーを育てるためのレーシングスクールではないのです。きっと、そういう目標にも的確なアドバイスを頂けるでしょうが、大原則は安全に楽しく、ということだと、そのように感じました。新しいバイクにもすっかり慣れ、毎日楽しく走り回っています。

松下ヨシナリ先生、ありがとうございました!

 

 

写真

Defaultz松原和弥

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REI君のバイクへの真剣な姿勢が伝わってきて、なんかイイ感じのレポートですね。ただ長く乗っててへたくそな自分を反省しちゃいました。

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